子供の蓄膿症の治療 保存療法

子供の蓄膿症の治療だが、保存療法しかできない。手術療法は、子供の蓄膿症では基本行わない。蓄膿症の治療の手術のうち、鼻茸（はなたけ 鼻の中のポリープ）の切除であれば、子供が6-7才でも、行うことがある。しかし、蓄膿症の手術療法の、鼻の中の炎症部分、病んだ部分を除去する手術は、大掛かりすぎて、子供の蓄膿症の治療としては行わない。子供が16才以上でないと、こういった蓄膿症の大手術を行うことはできないのだ。
さて、子供の蓄膿症の治療で最初に行うことは、溜まった膿、蓄膿を除去、排除することからだ。これは、吸引によって行うことになる。
蓄膿症で溜まった膿の除去、排除できれば、腫れ、炎症を抑えるための、点鼻薬を吹きつける。ネブライザーという器具を使って、治療薬を噴霧することもある。
子供の蓄膿症の治療でも、もし痛みがあれば、消炎鎮痛剤、化膿をおさえる抗生物質、鼻水の発生を抑える抗ヒスタミン剤などを、噴霧、内服などで投与される。
子供の蓄膿症が、急性の蓄膿症であれば、治療 期間は、１,２週間だ。しかし、子供の蓄膿症の治療が遅くなり、また子供が風邪をひいて、炎症が再発するなどを繰り返してしまい、３ヶ月を過ぎると、子供は慢性の蓄膿症となる。
慢性化しても、子供の蓄膿症の治療は、保存療法を長期にわたって行うことになる。子供の蓄膿症では手術療法はできない。
子供の蓄膿症は、子供のためにも、早めに気がついてあげてほしい。遅れると膿が変質し子供は、慢性の蓄膿症になり、子供も保護者も、大きな苦労をすることになる。

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